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集合住宅におけるコージェネレーションシステムのコストおよびCO2削減のための最適運用の検討
◎平山雅之・丹澤健三・山下大樹・横山隆一(早稲田大学)
実在する集合住宅おいて、LPガスコージェネレーションシステムの最適な運用方法を動的計画法によって導いた。モデルとなる集合住宅のエネルギー供給系統のモデル化を行い、ランニングコスト最小化運用とCO2排出量最小化運用のシミュレーションを行った。住戸の電力需要と熱需要は、標準的な家庭の需要を分析し、15戸の集合住宅に見立てた。シミュレーション期間は一週間とし、電力需要と熱需要の比率が大きく異なる1月と7月において、コスト最小化とCO2排出量最小化運用を行った。コスト最小化運用、CO2排出量最小化運用を比較する。電力需要と熱需要が大きくなる16〜23時ごろ多く運転していることがわかり、経済性、環境性の向上が確認された。