変電所におけるGIS (Gas Insulated Switchgear：ガス絶縁遮断器) は、ガス圧力・放電状況・電圧/電流等を常時監視する多くの専用センサケーブルを用いている。電力事業においては、省配線によるケーブル工事のコスト削減や、増設時の容易な工事を実現するために無線監視方式が要望されている。本報告では、GIS監視を行う無線装置を開発し、実環境にて試験した時の、直接通信やマルチホップ通信におけるセンサデータの到達時間の結果について説明する。