電気学会全国大会講演要旨
6-277
GCB(ガス遮断器)油圧操作機構取替え部品の保全評価研究
○竹雅孝徳・宮嶋 勲(関西電力)・小松 健(三菱電機)
当社は,安全・安定供給の確保を最優先に,更なるメンテナンスコストの低減を目指し取組んでいる。 遮断器などの電力設備においても,これまでの周期管理保全(一定周期で点検を行うTBM)から,点検省力化を目的とした最適な保全施策の検討を行っており,その取組みの一つとして,設備をデータから評価し,最適な時期に点検・修繕を行う,状態監視保全(CBM)化を進めている。 今回,遮断器の動力源となっている油圧操作機構の部品取替時期と点検頻度を見直すことを目的として,三菱電機製275kV遮断器除却機器(250-SFMT-50B:経年20年)を活用し,機器製造メーカ(三菱電機株式会社)と協同研究を行った内容から,TBMからCBMへ見直した事例について紹介する。