電気学会全国大会講演要旨
6-298
直流遮断時における配線用遮断器のアークパラメータに関する基礎的検討
◎山田大策・横水康伸・松村年郎(名古屋大学)
本研究では、配線用遮断器において直流電流の遮断時に発生するアークの過渡応答を定量的に解明するための基礎的検討としてアークパラメータの算出を行った。 アークパラメータは遮断時の実験結果をMayrの方程式に代入することで算出した。 その結果, アーク時定数はアークコンダクタンス大きく依存しており, 遮断電流値120Aと50Aでの値の相違はほとんど見られなかった。一方, アーク損失は同一のアークコンダクタンスにおいて遮断電流値120A時の値は遮断電流値50Aの値に比べ, 大きくなることがわかった。