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500kV送電用避雷装置の開発
◎安食富和・深野孝人・鈴木洋典・安藤秀泰・阿嘉良昌(東芝 社会インフラシステム社)・荒岡信隆(東芝 電力システム社)
1980年中頃より開発・導入された送電用避雷装置は送電線の雷害事故の防止対策として大きな効果が得られており、送電線の信頼度向上に大きく寄与している。近年では、よりコンパクト化を図った直列ギャップ付きのポリマー形避雷装置が主流であり、経済性の観点から66kV~154kV用系統では避雷装置の責務を見直し、より小型・軽量化された直列ギャップ付避雷装置が多数導入されている。弊社ではこれまで66kV~275kVの直列ギャップ付避雷装置の開発を完了しており、今回、これまで培った技術を応用した500kV用の避雷装置を開発した。本稿ではその開発仕様と検証内容について報告する。