電気学会全国大会講演要旨
7-001
デシカント空調システムの風量-再生空気温度特性
◎佐々木 仁・村田遼太郎・川崎義仁・林 則行・田島大輔(宮崎大学)
現在、日本の家畜糞尿の発生量は膨大で、エネルギー自給率は低くなっている。そこで、農畜産廃棄物のメタン発酵による適正処理技術が注目され、その過程でメタンガスが生成される。そのメタンガスは、燃料としてコージェネレーションシステムに用いることができる。しかし、夏場では熱需要が減り、余剰排熱が生じてしまう。一方、農業分野ではビニールハウスで野菜や花を栽培する際、蒸散などにより湿度が上昇すると、野菜や花が劣化してしまうため、温室内環境改善技術の開発が強く求められている。本研究では、デシカント空調システムを用いた排熱有効利用法の確立と、温室内環境の改善を同時に実現できるシステムの開発を目的としている。