7-007
清掃工場の統合のための環境評価
○菅原秀雄・鎌田直樹・加藤政一(東京電機大学)・合原一幸(東京大学)
再生可能エネルギーのFITが開始されたが,都市ごみ中のバイオマス分もFITの対象である.FITを活用して,高効率なごみ発電を実施するためには,中小の清掃工場の統合が必要である.これに伴い,ごみの中継輸送が必要になる.そのためには中継輸送距離の推定が重要である.本研究では,実際のデータからモデルを定めて,中継輸送距離を合理的に定た.また,ごみ発電によるCO2削減量も求めた.これらから,清掃工場の統合に伴う二酸化炭素の削減量を清掃工場の現状更新の場合と比較して求めた.その結果,現状更新に比べて約1.8倍のCO2の削減が可能になる.清掃工場の統合は,経済性に加えて.環境性においても優れている.