7-013
ニッケル水素電池の劣化を抑制した充電方法
◎瀬角祐介・森山恭一・藤井憲一・園田琢二(Wave Technology)
近年、再生可能エネルギーや電気自動車などにおいて二次電池の重要性が高まっており、二次電池に対して長寿命化の需要がある。充電時の劣化を抑制するには適切な充電終了が重要であり、満充電を超えて過剰に充電すると副反応が発生し二次電池が劣化する問題がある。我々は、充電時の分極電圧をモニタすることで、その挙動から副反応開始点が分かり、そこで充電終了すると劣化抑制できることを見い出した。
本稿では、まずはニッケル水素電池を題材として、分極電圧を用いた劣化抑制かつ急速充電の充電方法を検証した。