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太陽電池ルーバーの環境性能評価
◎藤下和浩・竹内 徹・山田 明・植田 譲(東京工業大学)
近年太陽電池を建築のルーバーとして用いる事例がみられる。こうした事例において太陽電池の発電性能を考えた場合上部に設置されているルーバーの影が下部に生じ,日影による電圧降下を伴う発電電力量の大幅な低下が懸念される。また一方で室内の温熱環境を良好に保つルーバーの性能も求められるため,両性能を考慮した適切な設計指針が必要となる。そこで本論ではルーバーの設置枚数を変数とした各解析モデルにおいて日影による電圧降下を考慮した発電電力量を算出する。また簡易な立体モデルを用いたCFD解析を行うことにより,ルーバーを取り付けた場合における室内温熱環境の改善効果を評価し,適切なルーバーの設置枚数を検討する。