電気学会全国大会講演要旨
7-040
太陽電池の間歇水冷による発電効率向上に関する研究
◎田口裕章・楠崎寛之・佐藤義久(大同大学)
太陽電池は表面温度が1℃上昇する毎に発電効率が約0.5%低下する。そこで、我々は太陽電池に間歇水冷を行い温度を下げることで発電効率が向上する事を実証した。さらに今後メガソーラーなどに間歇水冷を適応する場合の基礎データとするためにシミュレーションを考案しその妥当性を実験的に検証した。 しかし、現在のシミュレーションでは精度に問題があった。そこで、今までの実験結果を元に、水冷を行う太陽電池の温度が外気温+5℃まで落ちるものと仮定し、水冷をしない太陽電池との温度差に太陽電池の出力温度係数をかけた値をシミュレーションの値とする新規シミュレーションを考案し本手法が今までのより正確な手法であるか否かの検討を行った。