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PVシステムのコンクリート基礎モデルの検討
米澤 要・◎望月 翔・高橋祐一・井戸川輝生(サンコーシヤ)・森井信行・佐藤 淳・佐藤秀隆(NTTファシリティーズ)
近年、増加するメガソーラ発電所の導入に伴い、適切な雷保護設計の必要性が高まっている。設備導入の際に用地の条件からコンクリートの置き基礎が使用されることが多く、本稿では、実験から得られたコンクリートの電気的特性から、コンクリート基礎のFDTD法計算モデルを作成し、その妥当性を報告する。実験では実大のコンクリート基礎にパルス電流を注入し、電位測定を実施した。提案するモデルを実験と同条件で計算した結果、電流波形、電圧波形は実験値と概ね一致し、妥当性を確認することができた。今後は検討したコンクリート基礎モデルを含めた実規模メガソーラーのモデル化を行い、最適な雷保護設計の検討を行う予定である。