7-104
電力設備へ大群で飛来するムクドリの検知
○中島慶人・伊藤憲彦(電力中央研究所)・西川栄一(関西電力)
住居に近接する鉄塔などの電力設備にムクドリの大群が飛来すると,大量の糞とその鳴き声が住民の迷惑となる。そこで,電力設備へ大群で飛来するムクドリを検知し,飛来を防止する鳥害対策装置の開発を進めている。その中で,飛来防止装置の起動タイミングを決定するため,カメラで鉄塔を撮影しムクドリの大群飛来を検知する画像処理を考案した。本報告では,考案したムクドリの大群飛来検知方式と,鉄塔を長期間撮影した映像による評価実験結果を示す。特に,評価実験結果では85日分の撮影映像からムクドリの大群飛来を高い精度で検知できたことを示す。