電気学会全国大会講演要旨
7-126
EPゴムシート上の放電発生頻度とAE信号の特性
◎井平 学・杉浦匡紀・宮邉健太・三宅琢磨・迫田達也(宮崎大学)・蔦川陽一・川越英文・西 昌美(九州電力)
電力設備の老朽化が進む中、機器の効率的運用と停電事故を未然に防ぐための絶縁劣化診断技術の高度化が強く望まれている。本研究ではケーブル(主にケーブル接続部及び端末)の絶縁破壊の前駆現象である部分放電を検出することで早期に不良箇所を特定するための技術開発を進めている。 本報告では、ケーブル直結端末の事故例として挙げられるトラッキング劣化に着目し、その基礎実験として、直結端末部の界面を模擬するためのEPゴムシート上において対向した2枚の金属片先端で放電を発生させ、トラッキング劣化によるAcoustic Emission (AE)信号の特性および放電発生頻度を評価した結果について報告する。