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275kV駿河東清水線における交流耐電圧試験および部分放電測定の実施について
◎陶山 洋(中部電力)・村井雅彦(ジェイ・パワーシステムズ)・村木謙介(ビスキャス)
国内の超高圧地中送電線で初めてゴムブロック絶縁型接続箱(RBJ)を採用した駿河東清水線において,RBJの現地施工品質管理方法の評価を兼ね,交流耐電圧試験および部分放電測定を実施し,異常なく完了した。
部分放電測定にあたっては,試験対象に気中端末を含むため,気中コロナの発生や,周辺既設設備からのノイズ侵入によって,試験対象内部での部分放電信号が判別ができなくなることが懸念されたが,アルミダクトを用いたシールド処理や,アンテナによるノイズ検出を行い,従来と遜色ないレベルでの測定を行うことができた。
ただし,ノイズか部分放電信号かの判別については,現状の自動判定システムでは困難であり,人間系での確認が必要である。