電気学会全国大会講演要旨
2-034
エポキシ/窒化ホウ素コンポジット試料中の空間電荷分布計測
○加藤広衣・村上義信・川島朋裕・長尾雅行(豊橋技術科学大学)・黒川素美(デンソー)・脇本 亨(日本自動車部品総合研究所)
高い絶縁性能を持ち、かつ低コストである放熱性絶縁材料の需要が発生した結果、これまで用いられてきたセラミックスに変わる放熱性コンポジット絶縁材料の開発が行われている。一方、直流電界下においては空間電荷が蓄積して、その空間電荷が各種絶縁性能に影響を及ぼすことが知られており、パルス静電応力(PEA)法を用いた空間電荷計測による絶縁性能の評価が重要視されている。本研究では、放熱性コンポジット絶縁材料であるエポキシ(EP)/窒化ホウ素(BN)コンポジット絶縁材料の基礎電気特性を把握するため、PEA法を用いてEP/BNコンポジット材料の空間電荷測定分布を測定した。