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MRIのためのエレベータに起因する変動磁場を低減するシャフト壁の遮蔽方法の検討その2
○鎌田清孝・内門大地(鹿児島工業高等専門学校)
MRI装置は、エレベータ(EV)などの磁性体の移動に起因する変動磁場により、検査精度に悪影響を受ける。施設集約化や動線の効率化の観点から、変動磁場源との距離(7 m〜9 m)が確保できない場合には、アクティブ磁場補償システム等があるが、コストや施設の集約化等を考慮すると、他に最適な磁気遮蔽技術が存在すると考えられる。そこで本研究では、コスト、施設の集約化に伴うMRI室の移動等様々な状況において最適な磁気遮蔽技術の考案を目的として、汎用の水平型MRI装置を想定したEVシャフトに設置する磁気シールドの形状について、有限要素法を用いた三次元磁界解析により検討したので報告する。