電気学会全国大会講演要旨
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方向性電磁鋼板の曲げ応力印加時における磁気特性評価(その2)
◎関本裕也・髙橋康人・藤原耕二(同志社大学)・増田 剛(東芝産業機器システム)
変圧器に用いられる鉄心は,一方向に磁束が通ることが求められるため,その材料として,方向性電磁鋼板が用いられている.しかし,巻鉄心変圧器の鉄心コーナ部においては,曲げ応力が電磁鋼板に印加されているために,磁気特性が劣化し,損失増加の一因となっている.しかし,ラップ長の程度による特性劣化への影響は不明瞭であった.そこで,ラップ長を調整した環状試料を新たに作製し,焼鈍前後における磁気特性を測定することで,曲げ応力印加による磁気特性劣化を検討した.