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培養筋肉に及ぼす交流磁場の影響
◎伊賀直輝・アルムフテイバヤーン・宇戸禎仁(大阪工業大学)
培養筋肉は、再生医療の分野では筋疾患治療への応用が期待されているが、工学分野においてはしなやかな動きを持つアクチュエータとしての応用が期待されている。いずれの分野においても培養筋肉を制御するためには収縮運動の制御が重要である。そこで培養筋肉の収縮運動の制御方法の開発を目指している。今回は培養したマウス骨格筋芽細胞(C2C12)にワイス型電磁石を用い、磁場を印加したのちに外部電気刺激を与えることにより誘起される細胞の筋収縮を測定して、強磁場印加の影響を調べた。その結果、磁場を印加した細胞の筋収縮において筋収縮の緊張と緩和が遅れる傾向がみられた。