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過熱水蒸気発生器の改良
◎高坂 伶・大西謙吾・羽根吉寿正・富田英雄(東京電機大学)
現在、100℃を超える水蒸気である過熱水蒸気を利用した食品の加工、殺菌、乾燥などが行われている。家庭用では過熱水蒸気を用いたオーブン、産業用では大型で大量の蒸気を発生させるものなどがある。そこで、産業用に小型の過熱水蒸気発生器を検討することにする。小型化にあたり加熱には誘導加熱を用いた。これは誘導加熱(IH)の、高効率、安全面、省電力化などの面からである。
本システムの特徴は小型であること、600℃という高温の過熱水蒸気を発生可能であること、誘導加熱を用い短時間でかつ高い効率で過熱水蒸気を得ることである。