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誘導加熱を用いたゴルフクラブヘッドの着脱装置
◎佐久間弘輝・羽根吉寿正・富田英雄・高橋信雄(東京電機大学)
従来のゴルフクラブにおいて、ヘッドの分解作業は作業者によって工業用ドライヤまたはガスバーナでヘッドとシャフトの嵌合部(ネック)を加熱し、接着剤を融解しその後専用の引き抜き機を用いて行われている。この場合、様々なヘッドの形状に合わせ加熱箇所や加熱時間を把握するためには作業者の経験がより多く必要となる。そこで、本研究では被加熱物となるネック自体が熱源となり、温度制御が容易に行える誘導加熱(Induction Heating:IH)を用いることにより、ヘッドの分解作業をより簡素化、効率化を行うことを目的とし、その方法を検討する。