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熱放射型冷暖システムにおける暖房効率変動要因の検証
◎池上弘晃・佐竹昭泰・山田久文・三谷康範(九州工業大学)
近年は、世界のエネルギー消費量の増加に伴う地球温暖化や化石燃料の枯渇といった問題が懸念されている。そこで、エネルギー問題に対する需要面における省エネルギー対策として、日本の家庭におけるエネルギー消費量の約4分の1を占める冷暖房に着目し、遠赤外線による放射伝熱を積極的に利用している熱放射型冷暖システムにおける性能評価及び省エネルギー性について研究を行っている。今回は、暖房運転時において流量と設定水温を変化させることで、放熱量を制御し、ヒートポンプと水の熱交換における暖房効率に変動を与える要因を検証する。その結果、暖房効率は戻り水温が低く、流量が多いほど良くなることが分かった。