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小売店における冷凍冷蔵ショーケース運用状態の見える化と省エネルギー化のための解析
◎三浦圭介・三谷康範(九州工業大学)・岩本 浩(環境テクノス)・赤松茂喜(エネルギーマネジメント協会)
近年、業務部門におけるエネルギー消費量の増加割合が多く、その内、卸売業・小売業が約20%、さらにその内、32%を飲食料品小売業が占めている。本報告では飲食料品店であるスーパーマーケットで冷凍冷蔵ショーケースの消費電力の測定を行い、消費電力の変動要因についての解析を行ったので、その結果について述べる。測定したデータは営業時間と営業時間外に分け、それぞれ平均値を計算した。その後、縦軸に果物と野菜が陳列されている青果系列全ショーケースの消費電力、横軸に各測定温度のグラフを作成した。解析の結果、消費電力と室温の関係が支配的であった。今回の解析で、消費電力に与える影響が最も大きいのは室温であった。