電気学会全国大会講演要旨
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タービンフィールドバランシング計測システムの開発(2)― 同期計測システム ―
○竹内文章・平手利昌・廣瀬達也・小倉正輝(東芝)・雨海明博(サンリツオートメイション)
大型回転機器の振動計測に対応させるため、広範囲に分散して配置されるセンサに対して、ネットワーク接続で計測タイミングを同期させながらタービンバランシングを行う計測システムを開発した。同期計測部では個別に時計を持ち、各同期計測部の時刻合わせを行い、この時計に基づき同じ時刻にサンプリングを行うことにより、各チャンネルにおける計測の同時性を確保している。同期計測性能を検証した結果、最大回転速度15000min-1おいて回転位相角換算で0.1°以下の同期誤差であることが確認した。