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ウェーブレット変換を利用した橋梁劣化診断
◎谷末昂浩・犬島 浩・大貝晴俊(早稲田大学)・丸山 泉(福山コンサルタント)・永田伸二(計測検査)
日本の橋梁の点検内容は目視や打音検査など点検員の腕にかかっている。そこで,損傷を段階的に判別し,低コスト且つ熟練不要の診断手法を目標とした。本研究では,実際の橋梁における衝撃試験により得られた振動データを用いてウェーブレット解析を行う診断手法を提案する。
橋梁に衝撃試験を行い、解析においてガウシアンウェーブレットを基とし,振動データを連続ウェーブレット変換し,解析結果を比較することにより橋梁の診断を行う。
解析の結果から,損傷の有無で変化が生じ,ウェーブレット解析値を比較することで橋梁の診断が行える。今後の課題として解析の精度向上などが挙げられる。