電気学会全国大会講演要旨
4-211
共振回路付きサーチコイルを用いた非接触給電における金属異物検知法
◎大住征有紀・宮島奈那・金子裕良・阿部 茂(埼玉大学)・保田富夫(テクノバ)
非接触給電における異物検知装置として、切換部が不要な共振回路付きサーチコイルを用いた異物検知の手法があるが、検知能力が低いなどの問題がある。そこで、検知能力の向上を目的とした異物検知の手法を提案し、性能評価を行った。提案手法はコンデンサの値は全て等しく、サーチコイルの巻数を変化させ共振周波数を設定することにで、従来手法よりも最低検知能力は36.8%程度向上した。また、提案手法では、サーチコイルの並び方により相互インダクタンスが変化し、この変化による検知能力の向上が確認できた。