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うず電流を考慮したスタータプランジャのセンサレス位置検出法
◎大音慶明(静岡大学)・中岡卓郎・久保祐輝(デンソー)
アイドルストップ車は、再始動要求時に、停止状態にあるエンジンを即座に始動させることが求められる。その方法として、スタータのピニオンギアをリングギアにあらかじめ噛合わせておくプリセット制御があるが、走行中は振動などの外乱によって、その噛合いがはずれてしまう可能性があるので、プリセット後に噛合い状態を確認する必要がある。スタータ中のソレノイドのプランジャ位置変化によるインダクタンス変化から、噛合い状態を確認することができるが、このときうず電流の影響が問題となる。本論文では、低周波数通電によってうず電流の影響を考慮した、プリセット制御に必要なプランジャの位置検出法を検討する。