4-222
電気自動車用トロリポール接続装置のモデルによる検証
◎山下洋平・奥美祐一・久保智裕(徳島大学)
電化区間では架線から受電しながら走り非電化区間ではバッテリの電力で走るデュアルモード運転を考えている.従来のこの方式ではモード切替時に停車しなければならず,時間のロス,後続車の進路妨害等の問題があった.そこで停車せずにトロリポール先端の集電子を架線に接続するインタチェンジ装置が提案されている.本稿では,モデルを用いてその有効性を検証するために行った実験について記述する.まず,試作したインタチェンジ装置,並びに検証に必要となるトロリポールを搭載した車両について説明する.次に実験の詳細な方法について説明する.その後に実験によって得られた結果,および考察について述べる.