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方形波ブラシレスDCモータの150°通電時の通電位相による効率比較
◎野口俊介・鈴木憲吏・百目鬼英雄(東京都市大学)
ブラシレスDCモータはPMSMと類似した構造であり,特に10極12スロット構造のモータにおいては正弦波で通電を行うACサーボモータとしては優れた特性を持つ。しかし,このモータをブラシレスDCモータとして方形波で通電を行うと,効率の低下やトルクリップルの出現,騒音の発生等特性が低下する部分が現れるものの,通電位相や通電角の調整によって特性の改善が図れることも知られている。
そこで本稿では,10極12スロットのモータを方形波で通電しブラシレスDCモータとして駆動させることを前提とした上で,通電時の方形波の通電角を150°とし,その通電位相を変化させ電流位相を変化させたことによる効率の変化について実験・比較を行い、最大効率となる電流位相を検証した。