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フェライト磁石を用いた小型アキシャルギャップモータにおける高効率化の検討
○上田直輝・竹本真紹・小笠原悟司(北海道大学)
近年,高性能モータの脱レアアース化が重要な課題となっており,我々の研究グループでは,安価かつ安定的に入手可能であるフェライト磁石を用いたモータの開発を進めている。しかし,フェライト磁石は,希土類磁石と比較して残留磁束密度が3分の1程度と低いため,トルクの低下が問題となる。そこで,高トルク化が図りやすいアキシャルギャップ型に注目する。今回は,小容量のアプリケーションをターゲットとして,フェライト磁石を用いた小型アキシャルギャップモータの高効率化に関する検討を行った。回転子に一枚の円盤磁石,固定子に巻鉄心を用いることで,銅損および鉄損の低減を図った。そして,実機試験において91.0%の高効率を達成した。