電気学会全国大会講演要旨
5-033
高磁束密度-低鉄損無方向性電磁鋼板の誘導機損失評価
○平山 隆・藤倉昌浩・堀 絋二郎・和嶋 潔(新日鐵住金)
新日鐵住金では、誘導機の効率改善に寄与する材料として高磁束密度-低鉄損の材料を開発した。高磁束密度-低鉄損の特性は、誘導機のコア材に適していると考えられる。誘導機コアへの有効性を確認するため、新規開発材と鉄損同等のJISグレード材で、誘導機を試作評価した結果と電磁場解析結果を併せて考察した。その結果、新規開発材の高磁束密度特性に起因した一次銅損低減により、全損失低減ならびに効率改善が図れることが判明した。