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交流回転機における固定子鉄心締付用スタッドボルトの渦電流損評価と温度上昇検証
◎多久征吾・江頭英明(東芝三菱電機産業システム)
近年,中小容量モータを中心に,回転機の小型軽量化,高出力化,高磁束密度化が進んでいる。本稿では,定格出力3500HPのかご形誘導モータを例に取り上げ,従来機より高磁束密度化を実現するにあたり,固定子鉄心締付用スタッドボルトにおける渦電流損(漂遊損の一部)の解析評価,並びに表面温度上昇の実機検証を行った。その結果,前記ボルトの過熱を抑える上での望ましいとされる固定子鉄心背面磁束密度の上限値が1.8T近傍であることを明らかにした。