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電子連動装置の劣化メカニズムについての研究
○柳ヶ瀬滋夫・鈴木雅彦・加藤尚志(東日本旅客鉄道)
鉄道信号保安装置で最も重要な設備の一つである電子連動装置は、高度な信頼性を求められている。機能を維持するため、オーバーホールや機器更新も行っている。しかし、費用、膨大な時間と人手が必要であること、劣化による故障も少ないことから、最適な更新時期を策定することが困難である。本研究では、電子連動装置の適切な更新時期を再検討のため研究を行った。具体的には劣化因子の洗い出し、各部品毎の寿命モデル、その部品の役割や影響度の検討を行い、電子連動装置の劣化メカニズムについて検討を行った。その結果、評価した電子連動装置については一部ユニット上のフォトカプラの劣化影響が最も大きいことが判明した。