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汎用技術を活用した、踏切における歩行者事故防止対策に関する研究
◎佐久間 亮(東日本旅客鉄道)
JR東日本発足以来、当社における踏切道の事故件数は減少傾向にある。これは安全対策として障害物検知装置の継続的な導入により踏切事故を未然に防いできた事が挙げられる。しかし近年では人にまつわる悲惨な人身障害事故が度々発生している。2013年に横浜線川和踏切及び京浜東北線生見尾踏切にて痛ましい事故が発生した。いずれの踏切も障害物検知装置が設置されていたが、人が検知されず列車が停止出来なかった。踏切において鉄道事業者に対する安全のニーズが高まる現代では、今以上の検知技術が求められる状況となっており、本研究では人が関係する踏切事故を撲滅する事を目的とし、汎用技術を活用した新しい障害物検知装置について提案する。