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避雷器抵抗分漏れ電流の簡易な評価手法
○赤木雅陽・今村英樹(鉄道総合技術研究所)
酸化亜鉛型避雷器は素子の劣化に従い抵抗分漏れ電流が増加することから、保全に当たっては抵抗分漏れ電流を適切に把握・管理することが求められる。これまでにも様々な抵抗分漏れ電流測定手法が考案されているが、電圧波形を実測せずに避雷器抵抗分漏れ電流を簡易に計測する手法が求められている。そこで、まず抵抗分漏れ電流波形の特徴について分析と簡易式による定式化を行い、高調波成分の減衰特性をフーリエ解析により把握した。次に、減衰していく高調波成分を増幅する手法として、積分回路を用いないロゴウスキーコイルを電流検出器に適用する手法を考案したので報告する。