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高圧ケーブルの経済的な取替・検査周期の検討
川岸賢二・渡邊幸人・◎中島 良・菱沼好和・小貫素彦・林屋 均(東日本旅客鉄道)
当社は、列車運行をはじめとした事業運営を行うため、多数の電力設備を保有している。将来想定される限定化される経営資源の中で、効率的な費用配分が必要である。保有する電力設備で多くの割合を占める設備に高圧ケーブルがあるが、今後、ケーブル数量が増大する中、検査、取替費用の増大が考えられる。そのため、効率的な検査周期、取替周期の設定が望まれる。今回は、影響費用、取替費用等、高圧ケーブルの維持運用に必要な費用を考慮した上で、経済的な検査周期、取替年数及び年間に必要となる費用を算出する試算方法について検討し、年間に要する概算費用を算出する方法を示した。