電気学会全国大会講演要旨
6-002
大電流遮断過程におけるアーク電位・抵抗軸方向分布の非接触測定に向けた基礎検討
◎川崎雄平・横水康伸・松村年郎(名古屋大学)・真島周也・内井敏之(東芝)・鈴木克巳(東京電機大学)
消弧ガス吹き付け遮断器におけるノズル内アークの電位・抵抗の過渡推移およびそれらの軸方向分布は,消弧機構の解明にとって重要な指標である。本研究は(i)アーク電位・抵抗軸方向分布の非接触測定法を開発すること,さらに(ii)遮断アーク抵抗の過渡推移を解明することを目的としている。 本報告では,アークの代わりに抵抗素子を対象とした予備実験を行い,ある位置での電位を非接触で計測することを試みている。さらに,計測回路の構成要素を等価回路で表現し,その回路方程式を用いて被測定部での電位を復元している。