変電所等におけるガス遮断器の内部点検頻度の合理化が進められている。遮断器内部の劣化状態を合理的に推定する方法として，累積遮断電流管理という手法がある。今回，累積遮断電流を計測する装置の開発を行った。本装置の特徴は，一台の装置で変電所内にある複数の遮断器の計測ができることである。また，各遮断器の累積遮断電流の限界値を「損耗度」として管理し，内部点検が必要な機器の有無，および点検の必要な機器がどれか，を一目で把握可能な装置となっている。本発表では，本装置の紹介を行う。