6-014
応答スペクトル法による地震応答計算の考察
○久世裕子・金森聡宏・村瀬成一(三菱電機)
現行の変電機器の耐震強度は、時刻歴法を使い3m/s2共振正弦3波入力に対する地震応答計算を行い評価している。しかし海外では加速度応答スペクトルを使った応答スペクトル法が広く使われている。東北太平洋沖地震で観測された高レベル地震への対応、現行入力波形の複数の固有振動モードの相互の影響が考慮できない、地震波の継続性の評価ができないなどの課題を解決する入力の一つが加速度応答スペクトルである。この応答スペクトル法では考慮すべき固有振動モードの次数(あるいは振動数)が応答を左右する。そこで剛架台モデルに応答スペクトル法を適用し考慮すべき振動数の範囲で応答値にどのような差が現れるか考察した。