電気学会全国大会講演要旨
6-017
アナログアンプを用いたC-R 分圧型VT の開発
○森山智広・小林千絵・市村 智・小林 剛・廣瀬 誠・六戸敏昭(日立製作所)
ガス絶縁開閉装置の計器用変成器は,従来の巻線型に加え,小形・インテリジェント化に向けたNCITなど多様化している。本報では,小形化を目的とし,アナログアンプを用いたC-R分圧型VTを試作評価した。その結果,C-RセンサについてはFRA測定において,所望の比誤差・位相誤差に収まることを確認した。アナログアンプの出力特性の温度依存性(-20℃〜+50℃)における比誤差・位相誤差は,無負荷状態,および全負荷状態の何れにおいてもIEC60044-7の確度階級であるクラス0.2を十分満足することを確認した。なお,運転電圧が2.5 %〜120%の範囲においてクラス0.2 を満足することも確認した。