6-019
SF6ガスリーク高精度検出アルゴリズムの開発
○稲波久雄・楯身 優・六戸敏昭・中道裕之・廣瀬 誠(日立製作所)
GISに封止されるSF6のガスリークを検出するため,測定したガス圧力を基準温度のガス圧力に補正し,補正ガス圧力の変化をモニタする方法がある。ガス圧力の温度補正を行う際,ガス温度の代替としてタンク表面温度を使用するのが一般的であるが,通電や気温の変動によりタンク表面温度とガス温度に差が生じるため,補正ガス圧力の変化を正しくモニタできない場合がある。そこで本研究では,通電を考慮した熱流体解析(CFD)によりガス温度の算出を試みた。さらに,算出したガス温度を用いてガス圧力を補正するアルゴリズムを開発し,その有用性を検討した結果,本アルゴリズムがタンク表面温度を用いた圧力換算よりも高精度であることを確認した。