電気学会全国大会講演要旨
6-031
真空遮断器における熱による電極への影響
◎荷川取裕二・宮本晴望・花城 駿・金子英治(琉球大学)
真空遮断器において大電流を遮断すると、アノード側の電極へ大きな熱入力が供給され激しく溶融する。そのため電極の形状が変形してしまい、真空遮断器の遮断性能に影響を及ぼすおそれがある。 本研究は、電極表面直径の異なる二組の電極を用いて、大電流を遮断した時のアーク電流・電圧測定およびアノード側の電極表面温度を二色放射温度計により測定した。また、電極間に点弧するアークとアノード側の電極表面の様子を観察し、電極表面への熱入力による影響を調査した。