電気学会全国大会講演要旨
6-059
GIS部分放電に用いる面電流センサの特性向上に関する検討
◎下原裕樹・山本 諒・村瀬 洋(愛知工業大学)
ガス絶縁開閉装置(GIS)の絶縁診断には、絶縁破壊の前駆現象である部分放電によって生ずる電磁波の検出が有効な手段である。本研究では面電流センサを応用し、高いS/N比を有する機器外部からの絶縁診断技術の確立を目的としている。これまでの研究より、面電流センサの結合線の厚さを1mmから25mmに厚くすることで感度が向上し、順方向出力、逆方向出力が増加することを確認できた。面電流センサの特徴であるベクトル的測定のためには、逆方向出力はほぼ0であることが望ましい。今回我々は、逆方向出力を0にするための検討・調査を行っている。