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同期発電機および誘導機負荷が新型単独運転検出に与える影響の検討
大中奎佑・木村 涼・◎佐野元希・田岡久雄(福井大学)
太陽光発電等の分散型電源は,事故時に配電系統から速やかに切り離し,単独運転を検出する必要がある。単独運転を検出する新しい方式として,複数台連系時でも相互干渉の恐れのないステップ注入付周波数フィードバック方式が開発されたが,本方式は配電系統に同期発電機が混在する場合,検出感度の低下や系統安定度の悪化などが懸念されている。本研究では1フィーダの配電系統モデルにおいて,同期発電機および誘導機負荷が新型単独運転検出に与える影響について検討を行った。シミュレーションの結果から、同期発電機の存在及びその位置,誘導機負荷の存在が単独運転検出に要する時間に影響を与えることを確認した。