電気学会全国大会講演要旨
6-092
電力システムにおける太陽光発電短時間変動量の予備的検討
◎宇田川佑介・荻本和彦・Joao Fonseca・片岡和人(東京大学)・大関 崇・大竹秀明(産業技術総合研究所)・池上貴志(東京農工大学)
再生可能電源(風力,太陽光)は,一般に出力が天候に依存するため,電力の安定供給に大きな影響を与えることが予想される。特にこれらの再エネ電源の導入に伴い,その出力変動幅が増大し,Load Frequency Control 容量(数分〜20分程度の短時間変動に対する調整力)の不足が発生し,電力系統における周波数変動が大きくなると指摘されている。そこで本研究では,実際の太陽光発電(PV)データを用いて,再エネ電源の大量導入が見込まれる2030年を想定し,PVの短周期変動量の分析を行った。