米国での幾つかの独立系統運用者(Independent System Operator, ISO)では再生可能エネルギーの導入量の増加につれて，予備力の不足が懸念されている．そこでアメリカ中西部を管轄するMISO(Midcontinent Independent System Operator)は再生可能エネルギーの出力変動に対応可能な柔軟性を持った予備力(Ramp Capability, RC)の導入を検討している．本研究では， RCを東北電力相当の系統に適用した場合の太陽光発電(PV：Photo Voltaic)出力変動への対応能力，燃料費への影響を2014年10月におけるシミュレーションを通じて，評価する．