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PHEV充電制御による風力連系対策費用削減効果の評価手法
◎西條 豪(東京大学)・浅野浩志・坂東 茂(電力中央研究所)
輸送機器の石油依存度の低下およびCO2排出量の低減を実現するとして,プラグインハイブリッド車(PHEV)が大きく注目されている.PHEVは既存の電力系統に接続している場合にその蓄電池の充電電力を制御することによって系統への予備力として使用し,需給の一致を図ることができる.本研究では風力発電が大量導入された2030年の北海道地方の単独系統をモデル系統として風力・PHEVの普及規模を想定し発電機の起動停止モデルを構築し,PHEVが系統連系された場合の需給調整への影響を評価した.