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燃料電池設置型集合住宅における熱電併給共有システムの運用計画
◎加藤真裕・川﨑章司(明治大学)
近年,燃料電池(以下FC)はコージェネレーションシステムとして導入が進められている。筆者らは,集合住宅に戸別に複数台のFCを設置し,需要家間で電力が融通可能なシステム,および,そのシステムにおいてFCの最適運用計画を決定する手法を提案している(1)。
本稿では,FC設置型集合住宅において,複数台のFCをまとめて設置して各需要家に熱電併給を行うFC共有システムを提案する。また,このシステムの運用計画について運用コスト面から評価を行ったので報告する。