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多様な需要家のアグリゲーションによる経済的効果及びPV逆潮流削減効果の評価
◎早川貫之・植田 譲(東京理科大学)・井村順一・鄭 心知(東京工業大学)
平成28年を目途に電力小売市場が全面自由化され, 需要家が電力の購入先を自由に選択することができるようになる。そのため, 複数の低圧需要家がアグリゲータを通じた高圧需要家として電力会社と契約する高圧一括受電方式の採用が増加すると見込まれ, またその特性を利用すれば別の高圧需要家と組み合わせて契約を行うことも可能になると考えられる。本論文では戸建住宅においても高圧一括受電方式が利用可能になったと想定し, 別の高圧需要家と組み合わせて高圧一括受電を行うことにより, どのようなメリットが存在するかを検証した。その結果、高圧一括受電によって電気料金を削減するだけでなく, PV逆潮流削減効果があることを確認した。