電気学会全国大会講演要旨
6-157
小水力発電と太陽光発電からなる孤立系統の流量と天候の相関を考慮した信頼性評価
◎金澤晃司・宮内 肇(熊本大学)
近年、世界的に電力需要が増加しているが、未だに電気の届いていない地域が存在するのが現状である。また、地球温暖化の影響を緩和するため、二酸化炭素を排出しない、環境に優しい再生可能エネルギーを利用した電源が注目を集めており、太陽光発電や風力発電などの電源の導入量が増加し続けている。よって本研究では、発展途上国にみられるような未電化地域などの孤立系統を対象に、小水力発電と太陽光発電による電力供給を考えている。本報告では、河川の流量と天候の相関が系統に及ぼす影響について、モンテカルロシミュレーション法を用いて信頼度の観点から検討する。