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低圧無効電力補償装置の費用対効果評価手法
○高木雅昭・田頭直人・岡田健司・浅野浩志(電力中央研究所)
PV逆潮流による電圧上昇問題に対し、無効電力補償装置を配電系統の低圧側に設置する場合の設置方策を検討する。無効電力補償装置の設置方策として、次の4ケースを想定。(1) 高圧配電線の末端ノードにSVCを設置。(2) PVを設置したノードに無効電力補償装置を設置。(3) 全需要家ノードが無効電力補償装置の設置可能ノードであり、総容量が最小となるように各ノードの機器容量を決定:(4) 全柱上ノードが無効電力補償装置の設置可能ノードであり、総容量が最小となるように各ノードの機器容量を決定。本研究の目的は、想定した4ケースの電圧上昇抑制効果と費用対効果を比較できる分析手法を提案することにある。